⚡ レーン B · 電装 & ESP32未着手
B2 電源系の配線
🎯 ゴール: バッテリーからサーボ用 6V とロジック用 5V の 2 系統を作り、通電順 (サーボ 0 本→1 本→全部) で安全に電圧確認する
🧰 使う工具
- ハンダごて (40W 以上, 太線用)
- ワイヤーストリッパー
- テスター
- 熱収縮チューブ + ヒートガン (ライター可)
- 両面テープ
📦 使う部品
- 2S LiPo 2200mAh (XT60)
- インラインヒューズホルダ + 15A ヒューズ
- ロッカースイッチ (10A 級)
- UBEC 6V/10A
- DC-DC 5V/3A
- 電解コンデンサ 1000µF/16V ×2, 470µF/10V ×1
- AWG16 シリコン線 (幹線), AWG20 (分岐)
- XT60 コネクタ (メス側)
- 分圧抵抗 100kΩ + 33kΩ
- バスバー (端子台) または太線ハブ
🚫 始める前に
バッテリーは最後につなぐ。 ハンダ付け・配線中は XT60 を接続しない。LiPo の + と − が触れるとスパークして発火する。
手順
系統を理解する
- 2S LiPo2S LiPo (リポバッテリー)
リチウムポリマー電池を 2 個直列 (2S) にしたもの。満充電 8.4V、通常 7.4V。ショートと過放電に注意。作業中は必ずスイッチを切る。 (7.4V) → ヒューズヒューズ
決めた電流 (ここでは 15A) 以上が流れると切れて回路を守る部品。バッテリーの直後に入れる。 (15A) → スイッチ → ここで 2 系統に分岐。 - 系統 1: UBECUBEC
バッテリーの電圧 (7.4V) をサーボ用の 6V に落とす大電流の電源モジュール。ここでは 10A 級を使う。 6V/10A → サーボ電源バス (AWGAWG (線の太さ)
電線の太さの規格。数字が小さいほど太い。AWG16 = 太い幹線 (サーボ電源)、AWG20 = 分岐、AWG26〜30 = 信号線。16 の太線)。12 個の大サーボが同時に動くと 4〜8A 流れる。 - 系統 2: DC-DC コンバータDC-DC コンバータ (5V/3A)
電圧を変換する小さな基板。ESP32・LED・音声など「ロジック系」用の 5V を作る。サーボ用とは別系統にする。 5V/3A → ESP32 の VIN、DFPlayer、74AHCT125、LED、アンプ、カメラ。 - GNDGND (グランド) 共通
電気の「基準の 0V」。サーボ系・ロジック系など電源が複数あっても、GND は必ず全部つなぐ。つながっていないと信号が伝わらない。 は全部つなぐ。

幹線を作る
- XT60 (メス) の + → ヒューズホルダ → スイッチ → 分岐点、の順に AWG16 でハンダ付け。各接続は熱収縮チューブで絶縁。
- 分岐点 (端子台または太線をより合わせ) から UBEC の IN+ と DC-DC の IN+ へ。
- − (GND) は XT60 から分岐点へ直行。UBEC / DC-DC の IN− へ。
- AWG20 を幹線に使わない (発熱する)。
- 配置: UBEC と DC-DC はシャーシ後方 (±30, −58) に両面テープ、スイッチ+ヒューズは右前 (48, 28)。現物合わせ現物合わせ
図面通りにならない場所を、実物を当てながら位置を決めて仕上げること。少し削る・少し寄せるのは想定内。で数 mm 寄せてよい。
サーボ電源バスを作る
- UBEC の OUT (6V) を バスバー (端子台) につなぐ。ここから各サーボへ AWG20 で分岐。
- バスの直近に 電解コンデンサ電解コンデンサ
電気を一時的にためる部品。サーボが一斉に動くときの瞬間的な電圧低下を抑える。極性あり (長い足が +、白帯側が −)。 1000µF ×2 を並列 (極性注意: 長い足が +)。 - 各サーボの延長ハーネスは、赤 (+) をサーボ近くで切り分けてバスへ、黒 (GND) はバスと PCA9685 の両方へ、信号は PCA9685 へ。
- PCA9685 の V+ 端子台は使わない (基板パターンが耐えない)。腕サーボ 8ch は電流が小さいので V+ 経由でも可だが、バス直結に統一した方が単純。
5V 系と電池監視
- DC-DC の OUT を 5.0V に調整 (半固定抵抗があるタイプは通電前にテスターで確認しながら回す)。
- OUT に 電解コンデンサ電解コンデンサ
電気を一時的にためる部品。サーボが一斉に動くときの瞬間的な電圧低下を抑える。極性あり (長い足が +、白帯側が −)。 470µF を並列。 - 5V → ESP32 VIN、DFPlayer VCC、74AHCT125 VCC、LED 5V、MAX98357A VIN、カメラ 5V。
- 電池監視: バッテリー + → 100kΩ → (GPIO34) → 33kΩ → GND。8.4V が 2.08V になって ESP32 が読める。低電圧カット低電圧カット
バッテリー電圧が 6.4V を 3 秒下回るとサーボを脱力させて電池を守る安全機能。6.8V で警告。 はこの値で動く。
通電確認 (順番厳守)
- サーボを全部抜いた状態で XT60 を接続、スイッチ ON。
- テスターで測る: サーボバス 6.0V 前後、5V 系 5.0V 前後、ESP32 の LED 点灯。
- 煙・熱・異臭が無いか 30 秒待つ。
- サーボを 1 本挿す → 中立で止まる → 電流 0.1〜0.3A 程度。
- 1 本ずつ増やす。全数で 6V 系が 5.8V 以上を保っていれば OK。
- バッテリーは battery_cradle (プレート下面) に −Y 側から差し込み、ベルクロで固定。コネクタは前向き。
✅ 完了チェック (この端末に保存されます)
- XT60 → ヒューズ 15A → スイッチ → 分岐点を AWG16 で作った
- UBEC と DC-DC を分岐点につないだ
- サーボバスに 1000µF ×2 を付けた (極性 OK)
- DC-DC を 5.0V に調整し 470µF を付けた
- GPIO34 の分圧 (100k/33k) を付けた
- サーボ 0 本で 6.0V / 5.0V を確認した
- サーボ 1 本 → 全数の順で異常なし
- バッテリーをクレードルにベルクロ固定した
📖 このページの用語解説
- 2S LiPo (リポバッテリー)
- リチウムポリマー電池を 2 個直列 (2S) にしたもの。満充電 8.4V、通常 7.4V。ショートと過放電に注意。作業中は必ずスイッチを切る。
- XT60 コネクタ
- ラジコン用の黄色い電源コネクタ。極性 (+/−) が逆に刺さらない形になっている。
- ヒューズ
- 決めた電流 (ここでは 15A) 以上が流れると切れて回路を守る部品。バッテリーの直後に入れる。
- UBEC
- バッテリーの電圧 (7.4V) をサーボ用の 6V に落とす大電流の電源モジュール。ここでは 10A 級を使う。
- DC-DC コンバータ (5V/3A)
- 電圧を変換する小さな基板。ESP32・LED・音声など「ロジック系」用の 5V を作る。サーボ用とは別系統にする。
- 電解コンデンサ
- 電気を一時的にためる部品。サーボが一斉に動くときの瞬間的な電圧低下を抑える。極性あり (長い足が +、白帯側が −)。
- AWG (線の太さ)
- 電線の太さの規格。数字が小さいほど太い。AWG16 = 太い幹線 (サーボ電源)、AWG20 = 分岐、AWG26〜30 = 信号線。
- GND (グランド) 共通
- 電気の「基準の 0V」。サーボ系・ロジック系など電源が複数あっても、GND は必ず全部つなぐ。つながっていないと信号が伝わらない。
- 低電圧カット
- バッテリー電圧が 6.4V を 3 秒下回るとサーボを脱力させて電池を守る安全機能。6.8V で警告。
- 現物合わせ
- 図面通りにならない場所を、実物を当てながら位置を決めて仕上げること。少し削る・少し寄せるのは想定内。
もっと詳しく: 用語集 (全項目)